大学新卒採用
夢へのトライ。

CAREER MODEL 02 FM事業部 取締役部長
(兼)株式会社スリーエスアンドエル
代表取締役社長
島田 智央

挫折して、人の気持ちを汲み取れるようになった。
ダメならやり直せばいい。
今だから、言えることかもしれないけれど。

TURNING POINT 01

2003年、入社。西風新都営業所に配属
職場はわきあいあい。ただ猛烈に忙しい日々。
ラクする工夫が身についた。

最初の配属は、広島の西風新都営業所。
コンビニ大手の専用センターでした。
思えばそれが、その後の私のキャリアを方向づけた気がします。
当時、コンビニは伸び盛り。
毎月のように新店ができて、届けるアイテム数もどんどん増えていきました。
とにかくみんな忙しくて、新人だった私はいきなり放置プレー。
日々がむしゃらに「こうした方がラク」「こうした方が早く終わる」と、効率だけを追い求めて庫内の作業をしていました。

毎日ひたすら千本ノック。
工夫して仕事をするクセは、それでキッチリ身につきましたね。

TURNING POINT 02

2005年、山口営業所に異動
コンビニの専用センターで5年。
その傍らで、後輩たちがまぶしく映った。

2年目が終わろうとする2月、突然の異動先は山口営業所。
そこもコンビニの専用センターでしたが、仕事は大きく変わりました。
庫内作業に入ることもありましたが、主な役割は物流事務のとりまとめ。
お客様から送られてきたデータを現場に流したり、棚卸の指示を出したり…
カッコよく言えば、現場作業の司令塔役ですね。
そこで収支管理もやるようになり、当時携わったシステム系の業務経験は、後々ずいぶん役立ちました。

ただ入社以来、私はずっとコンビニの物流に携わってきて、
その一方で、当時はシモハナ物流の事業の中心である
一つの巨大なセンターで複数のお客様の物流を担う“汎用センター”がどんどん立ち上がっていて、
そこで活躍する後輩たちの姿がまぶしく映ったんですね。

山口に来て3年半。
入社6年目を迎えていた私は、上司に異動を申し出ました。

TURNING POINT 03

2008年、坂出・善通寺営業所に異動
念願の異動が一転。最大の試練、挫折の体験に。

希望して異動した先は四国。
ちょうど善通寺に新たな汎用センターを立ち上げるタイミングで、
当初は坂出に勤務し、半年後に新センターが完成したところで善通寺に移りました。
まさに胸高鳴らせて向かった新天地。
ところがこれが、私にとって大きな挫折体験となったのです。

善通寺営業所の立ち上げは、なかなかお客様が固定化できず、当然業務も安定せず、
コロコロと指示が変わったり、急なオペレーション変更が入ったり…
作業者が疲弊して、辞めては採り、採っては辞めての自転車操業。

決まったお客様がいる専用センターと違って
イチからお客様を開拓しながら立ち上げていく汎用センターの運営の難しさを痛感しながら、
いつしか私自身もすり減っていきました。

がむしゃらにやればそれなりに一日は終わる。
でも、その先はあるのか?自分はこれからどうなるのか?
そんな矢先に、自ら起こした賞味期限切れのミスがとどめとなって、私は上司に「辞めたい」と漏らした。

今思い返すと、あの時の試練によって、私は強くなれたのかな、と思うんです。

TURNING POINT 04

2012年、倉敷営業所に異動。半年後、所長に就任。
挫折から半年、まさかの所長昇進。
所長になってはじめて開けた視界があった。

退職の申し出は、親身になってくれた上司のおかげで撤回しました。
そして上司の薦めで、今度は倉敷へと異動。
再び、コンビニの専用センターです。
冷凍の温度帯のセンター長として赴任して、システム系の業務もそれまでの経験があったので卒なくこなせた。
半年後には、所長の辞令を受けました。

一念発起…初心に戻って着任したつもりの倉敷でしたが、所長になって、景色はまたがらりと変わりました。
その後、統括所長も務めましたが、上に立つとそれまで自分でやっていた仕事を手放して、部下に任せなきゃいけなくなる。
部下に任せ、教えながら、下をどう育てていくか?
どうしたらいい組織がつくれるか?
そんな視点になっていきます。

振り返れば、善通寺の立ち上げの時も、全部自分でやり切れると思っていたんですよね。
がむしゃらにやれば何とかなる、と。
あの時に、チームを築く視点があれば、結果は変わっていたかもしれない。
所長になって気づいたことですけどね。

TURNING POINT 05

2018年、執行役員に就任。2022年、石川営業所を開設
視界は変わっても、変化を捉え、対応する。
その本質は変わらない。

37歳で役員になりましたが、そこでまた景色が変わります。
それまでは自分が預かる部門のことを考えていればよかったけれど、今度は会社全体に目を向けなきゃいけない。
当然ですけどね。
全社の人事のことだとか、会社としてどういう仕組みにしていくのが最善なのか、と。

とは言え、私は自席に座って策を巡らすようなタイプじゃありません。
現場に入って、部下と一緒に動く。動きながら、話をしながら、現場でものを考える。

そんな中、2022年はほぼ一年、石川営業所の立ち上げに張り付いていました。
私がはじめて設計を含めイチから手掛けたセンターで、思い入れも大きかったので。
それでも当初はドライと冷凍の2温度帯で考えていたものが、急にチルドが必要になって土壇場の変更を迫られた。
物流は生き物ですからね。
状況は刻々変わる。
その中でいかに変化に対応していくか。
現場を見ながら、数字を見ながら、トライ&エラーを重ね、常に進化しながら前に進む。
それが私たちの仕事の、あえて言えばシモハナ物流の醍醐味です。

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